性能及び特徴:
全液圧動力ヘッドをハンマーフレームに取付け、その中に弾力性のある防振シートを置き、液圧システムのセパレート防振装置をスチール構造のフラットに取付けている。
全液圧動力ヘッドには、先進的な円錐弁制御技術、複合シリンダー駆動技術、二重漏れ防止技術及び液圧集積技術が採用されているので、油のメインルートが殆どパイプにより連結されていなく、システムの構造が大きく簡単になっている。
国内現有蒸気•空気型打ち鍛造ハンマーの改造と比較すると下記の特徴がある。
A 低ノイズ
鍛造ハンマーのノイズの問題は避けられない問題であるが、低減することは可能である。鍛造ハンマーの打撃エネルギーが十分であって、数回による打撃をしなくても鍛造品が成型できる、或いは打撃エネルギーの制御が可能で、鍛造品の成型に対して必要な打撃エネルギーを十分与えるが余分には与えないなら、その情況は大きく違う。
従来の鍛造ハンマーの打撃エネルギーは調整が不可能で、通常最大のエネルギーを与えるが、実はその必要がない。オペレーターも数回による打撃に慣れているが、実は余分なことである。
百協の全液圧ハンマーは、打撃エネルギーを精確に制御することが可能で、毎回の打撃エネルギーに対しても調整制御が可能である。プログラム設計により、一定のエネルギーの打撃順番を制御するが、絶対余分には与えない。この様に余分の打撃回数を無くすことに従ってノイズも低減できる。
B 安定した製品の品質
鍛造ハンマーが人により操作されると、ベテランであっても、100%の一致性をキープすることが難しい。特に交替がある際、同じ鍛造品に対して一致した打撃エネルギーと打撃回数を与えるのは更に難しい。百協の全液圧ハンマーには、電子プログラム制御が採用されている為、足場を踏む人に関わらず、鍛造打撃操作は一致している。また、特別部品のプロセスがプラグラムに編集されると、デジタルで保存できる為、後日同部品を鍛造する際、当該部品の番号を呼び出すだけで、直ちに鍛造生産に入ることができる。
C 運転コストが低い
省エネルギーとは、ハンマーの駆動効率が高いのを指すだけでなく、エネルギーの精確な制御による省エネルギー効果も含まれる。余分な打撃は余分なエネルギーを消耗させるだけてなく、設備及び金型に余分なエネルギーを吸収させる為、寿命にも影響を与える。
D 広い範囲の適応性
人は一台の鍛造プレス機としてどれぐらいの鍛造品が作れるかに対しては解釈できるが、ハンマーにとってはどれぐらいの鍛造品が作れるかは定義し難い。鍛造ハンマーの突出したメリットは、打撃速度が速く、打撃頻度が高いのである。特に、ハンマーの数回の打撃による成型及び高速変形に
よって、金型を充填するのに適する。
鍛造ハンマーは速度が速く、金型との接触時間が短い為、形状が薄くて冷却が非常に早い部品の成型に優れ、金型の寿命アップにもメリットがある。鍛造ハンマーは薄い筋板と、形状が複雑で重量に公差要求がある鍛造品に用いられ、その性能と経済的メリットを十分体現できる。
鍛造ハンマーは鍛造工業の中で一番良い設備で、特に多種目で小ロッドの生産に適する。
E 低い投資コスト
従来の蒸気・空気型打ち鍛造ハンマーを液圧動力ヘッドに改造すれば、経済的効果が非常に大きい。新しい全液圧型打ちハンマーを購入するより、蒸気・空気鍛造ハンマーの動力ヘッドを全液圧ハンマーに改造する方が、コストが随分低減できる。
ハンマーの動力の元を考えずただ表面の値段だけ考えると、蒸気・空気ハンマーの方が全液圧ハンマーより安いが、ハンマーの駆動システムを加算すると、全液圧ハンマーと蒸気・空気ハンマーの費用は、ほぼ同じでなる。
F 簡単なメインテナンスと操作
百協の全液圧ハンマーの特徴は、設計に無駄が無く、安全で、信頼性が高い。百協の全液圧ハンマーには、標準の汎用の液圧パイロットバルブが採用されている為、油の注入と排出、調整、打撃等の基本動作が実現でき、メインテナンス、養成、交換が極めて便利で、快速でコストが低い。
全液圧ハンマーは、センサーにより、液圧油の清潔度、温度、圧力、液のレベル等に対して監督を行い、システムの運転条件に合わない現象が生じた場合、直ちに自動警報を鳴らし、故障の自動診断及び自己保護、ハンマー停止引いてはマシンストップを実現している。それと同時に、安全に関わる補助施設に対してもなるべく至る監視を実施している。要求に合わない状況の下では、本体の起動運転は実現できない。
ユーザが更に良くて更に早いメインテナンスと養成を行う為、全液圧ハンマーに故障表示ウィンドウを設け、異常が生する際、故障表示窓口を通じて早速故障が生じた原因を探し出し、迅速に処置を行う様にして、メインテナンス時間を短縮している。 |